全館空調とは、住まい全体の空調を一括で管理できるシステムのことです。
では、そんな全館空調にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、そのメリットを4つご紹介します。
まず1つ目は、空調機が1台で済む点です。
全館空調を取り入れる場合、各部屋に空調機を設置する必要がなくなります。
室外機が小さくなり、家の外観がスッキリとします。
外観にこだわる場合におすすめと言えます。
2つ目は、部屋ごとの温度差が小さくなる点です。
全館空調を取り入れることで、廊下やトイレ、洗面室といった従来的には空調機を取り付けないような空間にも空調が行き渡ります。
室内の空気が一定になり、ヒートショックの予防にもつながるでしょう。
3つ目は、広い空間の中で快適な空調を実現できる点です。
ルームエアコンを使う場合、温度にムラができてしまい、均一な空調を実現できないことがあります。
他方、全館空調を取り入れれば、広い空間でも温度のムラを小さくできます。
4つ目は、室内の空気清浄効果が期待できる点です。
多くの場合、室内に空気を取り込む際に排気ガスや花粉をカットするフィルターが用いられます。
そのため、空気清浄効果が見込めるのです。
快適な居住環境を実現するためには、ただ全館空調システムを取り入れれば良いだけではありません。
その機能を最大化するためには、どのようなポイントに気をつければ良いのでしょうか。
最も大きなポイントとしては、高気密・高断熱が挙げられます。
気密性や断熱性が不十分だと、全館空調を機能させるために多大なエネルギーが必要になります。
この場合、電気代の負担が大きくなり、コストパフォーマンスが悪くなってしまいます。
さらに、機能が低下することから、空調の効果が薄まってしまいます。
快適な空間を作り上げるには、気密性、断熱性、換気、空調、素材といった要素のバランスが重要なのです。
今回は、全館空調のメリットと、その機能を最大限に生かすためのポイントをご紹介しました。
空調を整え、住みやすい住まいを実現しましょう。
家づくりをお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
お困りのことがございましたら、お気軽に当社までお問い合わせください。