家づくりをする際、家事動線という言葉を耳にするでしょう。
家事動線とは、住まいの中で洗濯や掃除といった家事をする際に人が動く線のことを指します。
この家事動線が短いほど家事をスムーズに行え、効率が良くなります。
では、具体的にどのような動線にすれば良いのでしょうか。
ここでは、代表的な家事ごとに動線を決める際のポイントをご紹介します。
キッチンでは、食事を作ります。
その際、冷蔵庫や料理台、コンロ、シンクの間を少ない歩数で移動できれば負担が小さいですよね。
無駄なく動くためには、横一直線にするよりも三角形を描くような動線にすると良いでしょう。
洗濯をする際の動きは、洗濯機、物干し場、収納という流れで進みます。
そのため、物干し場を2階や屋上に設置する場合、横の動きに加えて縦の動きが生じます。
水分を含んだ衣類は大変重く、できる限り長く歩きたくないですよね。
動線をできる限りシンプルにし、可能な限り物干し場と同じ階に洗濯機を設置することをおすすめします。
家事の中で特に効率の悪い動きになりがちなのが、掃除の際の動きです。
この動きをシンプルにすることは、容易ではありません。
適材適所に小さな収納を設置したり、コードレスの掃除機を使ったりして、できる限り無駄をなくすようにすると良いでしょう。
家事動線を意識して家事の効率を上げようと考えたとき、重要になるのが収納スペースです。
ここでは、そんな収納スペースについて解説いたします。
お子様がいらっしゃる家庭のリビングでは、オモチャや学校帰りのカバンが散らかっている光景をよく見ますよね。
片付けるのに手間と時間がかかり、家事の負担が大きくなるでしょう。
これを防ぐためには、リビング周りにモノを片付けるための収納スペースを設けることをおすすめします。
また、家事動線を短くするとともに衣類の管理を楽にするために、ファミリークローゼットを広く作ることもおすすめです。
今回は、家事動線について詳しく解説しました。
家づくりをお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
ご不明点がございましたら、お気軽にご相談ください。