日本は世界の中で見ても、地震の多い地域に位置しています。
そのため、日本で家を建てる際には耐震性にこだわることが重要です。
今回は、耐震性に優れた家づくりのポイントについて解説します。
新築をお考えの方はぜひ参考にしてください。
地震に強い家を建てるためには、意識するべきいくつかのポイントがあります。
ここでは、3つのポイントをご紹介します。
1つ目は、地盤の強い土地を選ぶことです。
同じ時期に建てられた同じ住宅でも、地盤の良し悪しによって地震に対する強さは異なります。
一般的に、もともとが水辺であった土地は地盤が弱く、もともとが山や森であった土地は地盤が強い傾向にあります。
そういった土地の情報も参考にしつつ、家を建てる際には地盤調査を行いましょう。
2つ目は、耐震等級にこだわることです。
耐震等級とは、一言で言うと、建物の強さの指針です。
等級1～3の3段階の等級に分けられており、等級3が最も地震に強いとされています。
等級が高い住宅を建てれば、地震に対する不安も小さくできますね。
3つ目は、基礎工事をしっかりと行うことです。
耐震性能の高い住宅を選んでも、基礎工事がしっかり行われなければ、住宅の耐震性能を十分に発揮できません。
信頼できる業者を選び、強い基礎をつくることが重要です。
地震に強い家を建てるためには、地震に強い土地を選ぶことが重要です。
では、どのような点を意識して土地選びを行えばよいのでしょうか。
先程も少し触れましたが、その土地の地震の強さは、地盤の固さに大きく左右されます。
地域の古地図を見て、その土地がかつてどのような土地だったのかを確認することは、地盤の強さを見極める1つの方法です。
また、ハザードマップも土地の強さを確認する方法の1つです。
地盤の強さを最終的に確かめる方法としては、専門家による調査が挙げられます。
調査の方法にはさまざまなものがありますが、一般的な戸建てであれば、「SWS試験」という手法が用いられます。
調査にかかる時間は2時間程度で、費用は5～10万円です。
比較的手軽に調査可能であるため、家を建てる前にはしっかりと調査を行うようにしましょう。
